成熟化が進む日本は、モノを売るのが難しくなった。
私の子供の頃(1970年代)は、高度経済成長期の最後で、
変な話、新しければ何でも売れた時期だった。
しかし最近は、モノを売るのが難しい時代になった。
売るのが難しいので、CMやチラシ、ダイレクトメールなどが増えた。
たとえば、新聞折り込みチラシは一週間で130枚以上も入るらしい。
テレビでも、本当に様々なCMが流れ、一つの会社の一つの商品にも、
タレントを複数使って何パターンものCMを流していたりする。
現代は経済学的な歴史区分で言うと、「産業社会」になるのだが、
【モノを作る】→【売る】というだけの構造ではなく、
【モノを作る】→【宣伝する】→【売る】
というカタチでしか、なかなか商品が売れなくなったわけだ。
だから日常生活では、宣伝文句が我々の身の回りを取り巻いている。
産業が社会構造の柱であり、その産業を支えるために
CMという情報があるから、これは当然の成り行きだと言える。
だから現代では、チラシを播いたからと言って、すぐに反応は起こらない。
チラシやCM、広告に取り囲まれて生きている人は、
チラシやCM、広告にすっかり慣れてしまっていて、
滅多な事では反応しない体質になっているわけだ。
なので、雰囲気チラシやCMでは、ムダな出費になってしまう。
一瞥しただけで「ああ、そう。」で終わってしまう。
チラシをセールスレターにすべきだというのは、当然の帰結だろう。
チラシを手にとってもらった人に、行動を起こしてもらえなければ、
チラシを播く意味はないわけだから。
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