お客さんは、なぜ1000円カットに行くのか?
美容院・美容室は高い。
、、ということで、結構多くの女の人が、1000円カットで髪の毛を切っている。
あまり若い女性は少ないが、オバサン以上の人は、昼間など、よく見かける。
ちょっと髪を切って整えてもらいたいときや、ちょっと構って欲しいという事なのか、その辺の心理はよく分からない。
ただ、美容院ではなく1000円カットというところが、美容院がお客さんを逃している部分だろう。
1000円カットは、散髪屋さんのサービスから、ひげそりや洗髪などのサービスを無くしたもので、それだけでいいというお客さんでにぎわっている。
つまりこういうお客さんが望んでいるのは散髪のフルコース(フルサービス)ではなく、一品だけのチョイス(パートサービス)という事だ。
安いメニューも、うまく取り入れる。
美容院・美容室も、フルサービスとパートサービスをうまく組み合わせているお店がある。
1000円カットの場合は、パートサービスしかやらないが、うまくやるとフルサービスとパートサービスを共存させる事も可能になるだろう。
女の人だって、美容院のフルサービスではなく、ちょっとしたパートサービスも必要なはずであるし。
ただし、安いパートサービスメニューをやり出すと、フルサービスのお客さんが減ってしまうという事にもなりかねないから、メニューの構成は難しいところだ。
しかしどこで髪を切ろうがそれはお客さんの気分だから、安いパートサービスメニューがないと、他へ行ってしまう可能性もある。
安いメニューには、安い理由・言い訳がないと、フルサービスのお客さんが不満を持つ。
たとえば「授業参観スタイル」とか「法事スタイル」なんていう簡略化した多少安いメニューを作るとか、「スピードコース」「20分コース」などといった、時間を短く区切って安いサービスを提供する。
「いつもはフルサービスなんだけど、今日は事情があって、、、」という「仕方ない」雰囲気のサービスを作る必要があるだろう。
ただし間違っても作ってはいけないのは、「お金がないときサービス」「お給料日前サービス」なんていう、お金がない事を理由にすることだ。
これはお金が無い側からみると、かなり失礼なサービスだしね。
それならカットモデルでいいわけだし。
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