チラシを自分で作る方法
納得いくまでチラシを作りたい。
だけど大企業のように、何百万も費用をかけることはできない。
そういう場合は自分で作るしかない。
街の広告会社やデザイン会社は、印刷物を作る専門家ではあるが、チラシを作る専門家ではない。
だから自分で作るしかない。
チラシを安価に作るには、原稿を自分で作って、完全データをプリントパックなどのネット印刷会社で印刷してもらえばよい。
ただ問題は、受け付けてくれるデータが、イラストレーター中心だったことだ。
マック版でも、ウインドウズ版でも良いが、イラストレーターで作ったデータしか、受け付けてくれなかった。
イラストレーターというのは、アドビという会社のデザインツールなのだが、使い勝手は、決して良いものではない。
なのでパソコンでデザインを勉強した人でないとなかなか難しいモノで、しかも色々時間がかかった。
だからこそ、広告屋さんというのは、イラストレーターを使えるのが必須だった。
元々デザイン用の作られたツールなので、それも致し方がない。
ただアドビのイラストレーターというツールは、デザインを重視する印刷媒体では、非常によくできたツールなんだけれど、文章と画像だけでチラシを作ればいいだけの場合は、無駄に機能が多すぎて、何がなんだかよく分からなかったりする。
何しろ、テキストデータ(文字データ)も、フォント指定では文字が変わってしまうというので、文字を図形化(アウトライン化)しないといけなくて、これが実はものすごく面倒な作業だったし。
だからハッキリ言うと、イラストレーターでチラシを作るのは、美しいチラシを作りたいという場合以外はやめておいた方がよい。
時間がかかるばっかりで、消耗するばっかりになる。
パワーポイントでチラシを作ろう!
アドビのイラストレーターというツールは、美しいデザインを作るためのツールで、デザイン会社では基本的にイラストレーターというツールでデザインを作る。
なのでデザイン会社にチラシやパンフレットの制作を頼むと、99%はイラストレーターで作った広告素材をもってくる。
これは印刷物を作るためのツールであるから、印刷会社もイラストレーターで作ったデータで印刷するのが主流だ。
しかし最近は、ウインドウズのOffice系のツールで作ったデータも受け付けてくれる印刷会社が増えてきた。
ウインドウズのOffice系のツールというのは、要するに普通のパソコンで使うワードやパワーポイントといったソフトのことだ。
テレビCMしているプリントパックでも、MSワードやパワーポイント、それからパブリッシャーというツールで作ったデータも最近は受け付けてくれるようになった。
そのほかのネット印刷会社でも、受け付けてくれるところは多い。
だから、自分で納得のいくまでチラシを作りたい場合は、こういうパワーポイントやパブリッシャーを使って作ればよい。
ちなみにMSパブリッシャーというのは、マイクロソフトのDTPソフトだ。
マイナーだが、以前はOffice2000のプレミアム版などにバンドルされていたので、意外に持っている人も多かったりする。
現在のOffice2007でもプロフェッショナル版には入っているが、残念ながらまだこの版はプリントパックでは未対応になっている。
(2010年3月現在)一方のパワーポイントは、スタンダード版以上には入っているから、今回はパワーポイントでチラシやパンフレットを作る方法を紹介する。
ワードなどは、字が増えたりするとはみ出たり、ページがずれて表示がおかしくなる事が多く面倒だが、パワーポイントではスライド単位なので、そういう苦労をしなくて済むのが、おすすめポイントだ。
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