優良顧客は「ひいき」しなさい。

顧客購買分析で分かってきたことは、購買金額上位30%のお客さんが、売り上げの7割を占めると言うことだった。

 

つまりこの層のお客さんを失うと、売り上げはたったの3割になってしまう。

 

これでは利益を上げるどころの話ではない。

 

だからFSPでは、優良顧客に対して、何らかのオファーを続けろと言う。

 

新商品のお知らせや、優待販売。

 

お得なサービスや、それ以外の優待サービス。

 

クロスセルやアップセル、商品販売以外にも、お得意様専用サロンを用意したり、お届けサービスなどを無料で行ったり。

 

お店に多大な利益をもたらしていただいているお客様だからこそ、そうした「お返し」を忘れないようにせねばならない。

 


お得意さんには割引以外のサービスを

ただしかし、優良顧客が何に満足しているかは、気をつけないといけない。

 

優良顧客が必要としているモノが何か、それを突き止めないといけない。

 

単に「割引すればよい」と考えていると、かえって心証を悪くする。

 

優良顧客というのは、現在の価格やサービスに満足しているからこそお店を利用しているわけである。

 

だから安易な割引サービスは、かえって顧客を減らしかねない。

 

それよりも、荷物の取り置きサービスとか、買い物した商品の配送サービスとか、ご家族へのちょっとしたプレゼントとか、そういう気遣いをする方が重要になる。

 

他のお客の手前があるので、こういうサービスは、なるべく店の片隅や店外・郵送などで行う必要がある。

 

そのためには、顧客カードを見れば一目でお得意様だと分かる工夫も必要だろう。

 

NEXT:クーポン券乱発の弊害

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