デザインやビジュアルで広告できる?

ケープルズによると、広告のデザインより、何を書くかの方が重要だという。

 

広告のデザイナーは、どうしても美しいデザインを作りがちだが、見込み客は美しいデザインだからと言って行動を起こさない。

 

もちろん全く意味がないというわけではないが、デザインだけで訴求することは難しい。

 

というのもいかに上手に絵やデザインで商品やサービスのすばらしさや、顧客にとって役に立つことを訴求したとしても、それを理解できる人間は少数派である。

 

またビジュアル(写真)による訴求は言葉になっていないから他人に伝えることが殆ど不可能で、口コミ効果も期待できない。

 

たとえば女の子がトマトを一個持っているシーンだけで、何を訴えているか分かる人がどれくらいいるだろう

 

これは果たしてトマトの広告なのか、それとも幼稚園や幼児教育の広告なのか。

 

もしかすると健康に関する広告かも知れないし、交通遺児への募金のポスターかも知れない。

 

見出しやキャッチコピーがないと、こう言う風に何を伝えたいのか分からないのかさっぱり分からないって事である。

 

広告というのはやはり、言葉なのである。

 



何を言いたいのかよく分からない訴求はダメ

デザインや画像だけでは、何の広告なのか伝えることは出来ない。

 

トマトの広告にはトマトの画像が必要である。

 

しかしトマトの画像だけでは、何をアピールしているのかは分からない。

 

今年のトマトは美味しいですよ?今年のトマトは安いですよ?もしかしたらトマトにはリコピンという栄養素が含まれていて、これが健康によいって事を言いたいのかも?美味しいことを訴求しているのか安いことを訴求しているのか、それとも健康によいと言うことを訴求しているのか、それは画像に付けられた見出しでしか表現できない。

 

そして見出しで訴求するにしても、具体的な根拠がない訴求と、具体的な根拠のある訴求では効果が違う。

 

美味しいと言っても比較対照になるモノがなければ、お客さんは信用しない。

 

だから試食というプロモーションをするわけである。

 

また安いと言ってもどれくらい安いのか分からないと、本当に安いのかどうかは判断しかねる。

 

安ければ安いほどよいというわけではなくて、あまりにも安い商品は、なぜ安いのか理由がハッキリしないと安物買いの銭失いを怖れて買われなかったりする。

 

もちろん健康によいと言っても、具体的な研究データがないと、どう健康によいのかは分からないから説得力に欠ける。

 

トマトにはリコピンという物質がたくさん含まれていて、これが老化防止や美白に良いんですよという説明があってそこで初めて「健康によい」という情報が信用されるわけである。

 

NEXT:反応の良いキャッチコピーの書き方


広告


Twitter
Facebook
LINE
はてな
ポケット


ネットで稼ぐ 教材人気ランキング