チラシの書体は、人気雑誌の書体を真似る
チラシのレイアウト、次は書体の話だ。
ケープルズのテキストによると、書体は大きくて迫力のある書体にすることとある。
要するに太めの文字で、ドーンと書けって事らしい。
ただし見込み客が読み慣れた書体を使えとある。
前回のチラシのレイアウト同様、見慣れない書体を使うと読まれないって事らしい。
大勢が読んでいる新聞や雑誌で使っている書体を使いイタリックや飾り文字は避けろという風に書いてある。
つまり記事広告・記事風広告と同じ様なフォントや書体を使えと言うことらしい。
とは言っても、訴求するターゲットによって、当然書体は変えなければならない。
なので一般向けの通販商品であれば、今一番売れている通販会社のカタログの書体構成を真似る。
若い女性がターゲットの顧客であれば、若い女性に一番人気のある雑誌の書体構成を真似ればいい。
- 見出しの書体・フォントはこれで、ポイント(文字の大きさ)は●●ポイント
- 小見出しの書体・フォントはこれで、●●ポイント
- 本文の書体・フォントはこれで、●●ポイント
日本でもセールスレターを書く勉強には、「通販生活」という通販カタログが最適だと言うが、お金を出して買われる雑誌というのは、それなりの工夫があるから、そのやり方を研究して踏襲すればよい。
チラシのデザインのゴールは、一瞬でチラシの中身が伝わること
チラシのレイアウトや見出しのデザインは、それを読む人が良く読む雑誌の構成に似せればよい。
目先を変えて、全然違うフォントを使うと、全然読まれなかったりする。
たかだか書体を変えたくらいで読まれなくなると言うのは怖い話だからとにかく普通の書体と普通のレイアウトにする。
あくまでも目的は、メッセージの伝達だ。
ケープルズはテキストのあちこちで、「どう書くかより何を書くか」と書いているが、大事なのは文字情報が読み手にしっかり伝わることである。
「今、これが安いですよ」なら、「これが安いんだな」と読み手に伝わらなければならない。
「新しいレッスン・プログラムを始めますよ」なら、「新しいレッスンのプログラムが始まるんだな」と伝わらないといけない。
チラシのレイアウトや見出しのデザイン、書体などは、広告主の伝えたいメッセージを、より確実に伝えるために選ぶべきで、美しいかどうかではなく、読みやすいかどうか、一目見ただけで伝わるかどうかが目指すゴールだ。
そのためにはデザイン・カンプ(見本)をいろいろ作ってテストしてみる。
チラシや広告の見本をたくさんの人に見てもらって、一番読みやすいデザイン、一番メッセージが伝わるモノを選ぶと良い。
NEXT:3秒ルール。
チラシは3秒で捨てられる