広告の作り方・本文を書くときの注意

月刊1千万部発行のアメリカ一の総合雑誌、リーダーズダイジェストに学ぶ6つの型は、次の6つだった。

 

  • ハッとすること
  • ギョッとすること
  • ニュースネタ
  • 予告
  • 引用
  • エピソード
この中で一番よく使われるのはエピソードネタで、リーダーズダイジェストの半分くらいは、ノンフィクション雑誌でありながら、逸話や体験談から書き出されているという。

 

逸話や体験談というのは、いわば人間の生き様や行動の軌跡であるから、文章を読む人の関心を集めやすいモノらしい。

 

つまり「誰それがこうしたああした」という話は、週刊誌の記事の殆どを占めているだけに、みんな興味があるって事だな。

 

これが宇宙のことだったり生き物のことだったりすると、興味がある人だけしか反応しないが、、、



事実を簡潔に具体的に書く

毎月なんと一千万部を売り上げるアメリカのナンバーワン総合雑誌リーダーズ・ダイジェストに学ぶコピーの書き方。

 

最後は文章の特徴だ。

 

ザ・コピーライティングのテキストによると、リーダーズダイジェストの記事の冒頭の文章には、共通した特徴があるという。

 

その特徴とは

  • 事実がたくさんつまっている
  • 簡潔な文体である
  • 具体的
  • 形容詞が少ない
  • 好奇心をかき立てている
と言ったことであるという。

 

注目は、「事実を具体的に」「簡潔に形容詞を少なく」書かれていると言うことだろう。

 

文章というのは、一文が長くなればなるほど、何を言いたいのかハッキリしないものだ。

 

ところがその一方で事実をたくさん詰め込もうとするとどうしても文章が長くなってしまう。

 

というのも詳しく事実を表現しようとすると、形容詞がたくさん付いてしまうからだ。

 

たとえば

かつて日本最大のコンテナ港であった神戸港は、1995年1月17日に阪神地区と淡路島北部を襲った直下型大地震でコンテナヤードのコンテナ用クレーンがことごとく損壊し、その結果、再建されたあとも引き続き諸外国から搬入されるコンテナの量も激減したままになったしまった。

 

と言う文章は、事実を詰め込みすぎてかえってわかりにくい。

 

なので思い切っていろいろ形容詞を削ると

日本最大のコンテナ港であった神戸港は、阪神大震災でコンテナヤードが深刻な被害を受け、コンテナ取扱量が激減して今に至っている。

 

となって、言いたいことはよりハッキリする。

 

事実を正確に書こうとするとどうしても形容詞がたくさん付くが、それをどう削って最小限で言いたいことを伝えるか。

 

その辺がチラシや広告に必要な文章力ってことだな。

 

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