チラシ、セールスレターの作り方。形のある「財・商品」の分類の次は、形のない「サービス」についての分類だ。チラシやセールスレターを作る場合、形のある商品を売る場合より、形のないサービスを売る方が、おそらくは難しいはず。なので自分がこれから売ろうとしているサービスが、どういうものであるか知るということは非常に大事だろう。しかしサービスほど、理解しにくいモノはない。形がないモノだけに、人々が何に対してお...
サービスとは何か記事一覧
サービス業をどう分類するかは難しい問題だ。しかし産業分類のように細かく分けても意味がない。というのも別に統計資料を作るわけではないから。チラシやセールスレターを作るための分類だから、そのために適した分類法があればよい。なのでこのサイトでは、エクスペリエンス・エコノミー(経験経済)の本に載っていた分類で行くことにする。因みにエクスペリエンスというのは2000年頃に流行った経済価値のことでウインドウズ...
エクスペリエンスエコノミーでは、財とサービスを次のように5つに分類している。コモディティ(ありふれたもの)商品(コモディティを加工して作ったもの)デリバリーエクスペリエンストランスフォーメーション最初の二つは、形のある財・サービスで、コモディティというのは、小麦や砂糖などの原材料を言う。2番目の「商品」は、コモディティを組み合わせて加工したもので、生産コストの何倍もの高い値段で販売されるのが普通だ...
サービスとは、顧客それぞれにカスタマイズされる価値である。カスタマイズというのは、カスタマーつまり顧客の必要に応じてそれに合わせたモノを提供するという意味だ。大量生産の農産物や工業製品は、顧客に併せて作ったものではなく、規格に合わせて作ったものである。一定の合格基準のようなモノがあって、それに合格出来る品物を作ればよい。ところがサービスの場合は初めから顧客主体であって、顧客が何かを依頼するところか...
「デリバリー」というサービスは、「代行」とか「配達」を意味する。これはお客さんの代わりに、低料金で何かをやってくれるサービスだ。たとえばコーヒーショップであれば、コーヒーを飲む場所を提供し、コーヒーを入れてくれる。千円カットの散髪屋さんであればちょっと髪を切る場所を提供し、短時間でちょっと髪を切ってくれる。このとき下位の経済価値である、コモディティやプロダクトを消費する。コモディティとは、ありふれ...
エクスペリエンス・エコノミーにおけるサービスの3分類の話のつづき。デリバリーは代行。エクスペリエンスは体験だった。そして最後のトランスフォーメーションとは、人間を成長させるためのサービスつまり『変身』になる。トランスフォーメーションは、下位の4つの経済価値であるコモディティプロダクトデリバリーエクスペリエンスを組み合わせることで生み出される。人間を変えるのは体験であって、必要な体験(エクスペリエン...