チラシの作り方&セールスレターの書き方。最初にハッキリとさせておくべき事は、売ろうとして売るモノが何であるかということ。自分がこれから売ろうとしている商品が、どういうものであってどういう価値があるのか。それを見込み客さんに伝えるのがチラシやセールスレターの第一の目的だから、売ろうとしているモノが何かというのはハッキリさせておかなければならない。そのために参考になるのが、「経済学ではどういう分類にな...
財・商品とは何か記事一覧
自分が売りたいモノが形のある商品、すなわち在庫の出来る『財』であった場合、次はそれがどうのような財であるか、考えてみる。経済学的な分類にも色々あるが、まずは経済財と自由財という区別がある。経済財というのは、お金で取り引きされる財のことで、希少性があるもののことだ。希少性と言っても限りがあると言う程度の意味であって、あまり大した区別ではない。対義語として自由財というのがあるが、これは空気や雨水や石こ...
社会で取り引きされる経済的価値には、形のある「財(ざい)・商品」と、形のない「サービス」というモノがある。財というのは簡単に言うと在庫が可能で所有権が移転できるモノのことを指す。たとえば食品や電化製品は、冷蔵庫や倉庫に置いておけるから財である。土地や建物というのも財であるが、これも形があるもので所有権が移転できるから財と分類する。一方サービスというのは在庫することが出来ず、お客さんが来ても来なくて...
チラシやセールスレターを書くための商品理解の続き。形ある商品・財(ざい)も、使われ方によって資本財・中間財・消費財の三つに分かれる。使われ方が違うのであるから、チラシやセールスレターを作るときにアピールするポイント・訴求点は当然違う。たとえば土地や機械を売る場合、これは資本財であるから、それ自体がすぐに価値を生むものではない。一般消費財である食品の場合、腹が減ったら食えばそこで満足する。クッキーな...
経済学における財・商品の分類としては他の財との関係による分類というモノもある。たとえば代替財と補完財、上級財と下級財という分類だ。まず代替財(だいたいざい)というのは、ある財の代用となる財・商品のこと。たとえばコーヒーの値段が上がったときに、コーヒーの消費量が減って紅茶の消費量が増える…と言うようなことが起こる。こういう場合、コーヒーと紅茶はお互いに代替財の関係にあるという。つまり「コーヒーが高い...
iPad iPhoneなどが爆発的に売れたのは、これらが独創的なツールだったからではない。iPad iPhoneなどが爆発的に売れたのは、唯一無二の商品でなくて、「イメージできる商品」だったからだ。変な話、アイフォンやアイパッドのような商品は、SFドラマなどではいくらでも登場するツールで、アメリカの人気SFドラマ、スタートレックなどでは新シリーズ以降、毎回のように登場する。部下が報告書を作って上司...
財・商品の分類には、他の財・商品との関係によって、代替財と補完財上級財と下級財というふうに分類される。代替財(だいたいざい)というのは、ある商品の値段が上がったときに、替わりに消費が増える財・商品のことだ。代替財がある場合、チラシやセールスレターには、代替財とどう違うのか、差別化が必要になるだろう。これは競合商品があった場合も同様で、競合する別の商品とどう違うのか、それを示さなければならなくなる。...
所得、すなわち収入が増えると、消費が増える財・商品もある。これを上級財と呼ぶのだが所得増加にともない需要が増加していく財だという。大抵の場合「高級品」や「贅沢品」だと思えばよい。バブル絶頂期には、何十万円もする高級シャンパンがアホほど売れたという話であるから、ああいうのが上級財と言うことになる。もちろんそこまで行かなくても上級財はある。たとえば今や普通のビールも上級財になってしまった。一方、所得が...